2020年おすすめミュージカル
このブログはディズニー関連ブログ Advent Calendar 2019の12月15日の記事です。
ほんとは日帰り香港の話を書こうと思ったんですが、前回のブログ(2019/4)が香港いった話(途中)だったのと、個人的に熱が高まってきたこともあり、ミュージカルの話をしたいと思います!
舞台を見に行こう
FNS歌謡祭では2夜にわたって特集されるほどにメジャーになりつつあるミュージカルですが、なんだか難しそう、気軽にはいけない、なんていまだに言われてしまいます。
この記事を見ている人の中にも、「行きたいけど、きっかけが…」という方もいるかもしれません。
ミュージカルを見るのに必要なたった一つのこと、それはタイミングです。
推しは推せるときに推せ、舞台は見れるときに見ろ。
見にいく理由なんてただ一つ、見たい作品がやっているから。
それだけで十分です。
ミュージカルといえば劇団四季のイメージが強く、いつでもやってるものと思われがちです。
しかし、劇団四季のように年中毎日のように観劇できるのは本当に一握りの作品で、
人気の高い作品であっても、よくて毎年もしくは数年に一度、数週間~数か月の期間だけ再演されるのが通常です。
ミュージカル、そして舞台は実はいつでも見に行けるものではないのです。
来年2020年はオリンピックイヤーということもあり(?)、ミュージカル豊作の年といわれたりしています。
そんな2020年に見ることができる、ディズニーが好きなみなさんにオススメのミュージカルをいくつかご紹介します!
(申し訳ないことに1作品だけ2020年には上演されないものが含まれます)
ディズニーミュージカル作品
ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作する作品群です。
ディズニー・ブロードウェーとしても知られており、美女と野獣からアナと雪の女王まで、アニメーション作品の数々がミュージカル化されてきました。
ディズニーミュージカル作品に共通する魅力としては、やはり親しみ深いストーリーと音楽でしょう。
映画で使用された音楽はもちろんのこと、ミュージカルのために書き下ろされた曲や、映画では使用されなかった曲などが新たに追加されており、何度も映画を見たことがある作品でも、新たな角度から楽しむことができます。
劇団四季 ディズニーミュージカル
ディズニーミュージカル作品を多数上演する、大人気の劇団四季。
ミュージカルといえば劇団四季を思い浮かべる方も多いと思います。
全国に専用劇場をもち、専用劇場以外でも精力的に全国を巡回しているため、タイミングが合えば東京以外の地域でも見ることが可能です。
特に劇団四季に関してはパークのように1年間の公演スケジュールが出ているので、こちらもぜひ参考にしてください。
劇団四季はオリジナルの演目も多数持っていますが、ディズニーとの関係も深く、 以下7つの作品を上演しています。
これらの劇団四季作品から3つを紹介したいと思います。
美女と野獣
※2020年に見ることはできません
2020年春、東京ディズニーランドに美女と野獣のテーマエリアが誕生します。
という絶好のタイミングですが、残念なことに2020年の公演予定はありません…
劇団四季でもこういうことがあるので、本当に見たいなと思った作品があれば、絶対に見にいった方がいいです。次がいつになるかわからないので…
ただ、美女と野獣については2020年2月に作曲家アラン・メンケンをゲストに迎え、映画版のコンサートが行われます。
リトルマーメイドの時とおなじであれば、ミュージカルオリジナル曲も数曲やってくれるかもしれません。
ミュージカル版の楽曲で個人的に好きな曲は「我が家」(Home)です。
ベルのソロ曲となっており、ひとつの見せ場にもなっていますが、
実写版においてもベルが野獣の元に残ることを決めた後、自分の部屋に案内された時に流れています。
その他にも「美女と野獣」、「ひとりぼっちの晩餐会」など、慣れ親しんだ音楽と名シーンを舞台ならではの演出で再現しており、見どころ満載の作品となっています。
アラジン
汐留(東京都)にある、電通四季劇場 海で公演中です。
劇場のあるカレッタ汐留のイルミネーション(~2020/2/14)も、アラジンがテーマになっていますので、デートなどにもぴったりといえるでしょう。
日本初演から5年を迎えますが、依然として人気は高く、今からチケットを取ろうとしても劇団四季公式では2020年4月までほとんど売り切れてしまっています。
ただし、びゅうプラザや福利厚生・カード会社のチケットセンターを経由すると、もう少し近い日付にまだ空きが残っていることがあります。なので、あきらめずにぜひ問い合わせてみてください。
(ちなみに私は2回ともびゅうプラザで2週間前くらいにチケットを取りました)
アニメーションから設定が若干変わっていることもままあるミュージカル版ですが、アラジンの場合は全体的にギャグ成分マシマシで、ジーニーはもちろんのこと、ジャファーとイアーゴもアニメーション版と比べると面白いキャラクターになっています。
また、アニメーション版や実写版にはいない友人3人組やジャスミンの召使3人組が出てきます。(逆にアブーやラジャーはいない)
アラジンは全体を通してとても気楽に見れる作品になっているので、一人で行くのはちょっとためらうな…という場合でも、友人や家族を誘いやすいタイトルになっています。
友人3人組の歌う「ハイ・アドベンチャー」や、アラジンの歌う「自慢の息子」はもともとアニメーション版製作中に作成された未使用曲で、こうした追加曲も聞きごたえがあるものとなっています。
また、ミュージカル版における「フレンドライクミー」はアニメーション版よりも長くなっており、舞台を縦横無尽に駆け巡る、ジーニー最大の見せ場となっています。
特に他のディズニー作品ファン(アラン・メンケン音楽が好きな人!)には必聴の聴き応えある1曲なので、ぜひ見てください!!
アナと雪の女王
2018年に開幕したミュージカル版「アナと雪の女王」がいよいよ9月から日本で始まります。
東京・竹芝にできる、新しい劇団四季専用劇場、JR東日本四季劇場 春のこけらおとし公演となっています。
音楽はアニメーション版から引き続き、ロペス夫妻が担当しています。
Monsterをはじめ、10曲を超える新曲が追加されています。
また、訳詞も日本語吹き替え版と同じ高橋知伽江さんが担当されます。
チケットの発売は2020年6月7日から、四季の会会員先行で始まります。
一般発売はその1週間後、2020年6月14日から。
かなり先の話ではありますが、チケットは入手困難になることが予想されますので、どうしても早く見たい場合は四季の会に入会しておくことをおすすめします。
また、アラジンと同様にびゅうプラザ等でも販売がある可能性がありますので、そちらのルートからのチケット購入も検討してみると良いでしょう。
劇団四季以外 ディズニーミュージカル
ディズニーミュージカルといえば劇団四季のイメージが強いですが、実は劇団四季以外で上演されることもあります。
2018年には東宝・ホリプロのもとで、メリーポピンズが公演されました。
ニュージーズ
2020年見たい作品No1!!!!
超待望、あのNewsiesがとうとう日本上陸です。
あらすじはwikipediaをみてもらうとして。
オリジナルの映画は1992年のミュージカル映画。
ハイスクール・ミュージカルやディセンダントのケニー・オルテガが監督を務め、リトル・マーメイドなどディズニーを代表する作曲家アラン・メンケンが音楽を担当していました。
実は映画としては興行収入は約282万ドルで、1500万ドルの製作費に全然足りなかったという大失敗。ウォルト・ディズニー・スタジオでも最低の記録になったとも…この豪華タッグでそんなことって…あるんですね…
つまらない作品などでは決してなく、ミュージカル版はトニー賞8部門にノミネートされる実力です。
(そもそも監督ケニー・オルテガ&音楽アラン・メンケンなんてそれだけで最高の作品といえると思います)
もちろんミュージカル版の音楽もアラン・メンケンです。
この時点でもう見るしかない。見ないという選択肢はなく、むしろ何回見にいくかという話。
サントラを何百回聴いても飽きることなどなく、いつか日本でみれないものかとあきらめつつありましたが、なんと2020年は生で舞台を通して聴ける幸せ…!!
東京ディズニーシーのハロウィンでもニュースボーイズに扮したマックスが出てくるシーンで、このNewsiesの劇中歌King of New Yorkが使用されていましたね。
あの時も本当にうれしくて興奮しました…すごいうれしい。
特にニュースボーイズのアクロバティックなダンス、そして主役メンバーの素晴らしい歌声。日本公演がとても楽しみです。
ただ、主演がジャニーズの方ということで、チケットの獲得は困難が予想されます…なんてこった…
チケットの販売は2020年2月4日~2月7日で先行抽選、2月22日から一般販売が開始されます。
Twitterを見るとすでにジャニーズ枠でチケットは販売されているようですが、一般的に手に入るのはもう少し先になりそうですね。
ディズニー関連ミュージカル
ここからはディズニーミュージカルではないけれど、ディズニーにちょっぴり関連のある作品たちをご紹介します。
リトルショップオブホラーズ
リトルマーメイド、アラジン、美女と野獣と名曲の数々を生み出した、ハワード・アシュマン&アラン・メンケンのコンビが音楽を担当したミュージカルです。
大本のオリジナル映画は1960年に公開され、それをもとにしたこのミュージカルが1982年に発表されました。その後1986年にこのミュージカル版をもとにした映画が製作されました。
この「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」は初演で大成功をおさめ、2人がディズニー作品の作詞・作曲を担当するきっかけにの一つになった作品といわれています。
今回は日本語版ということで、ハワード・アシュマンの天才的に美しい歌詞を堪能できないことは残念ですが、
ディズニーファンとしてもゆかりのある作品、しかもディズニー作品を作るようになる前のものということでとても見るのが楽しみです。
チケットの発売は先行先着販売が2019年12月15日10:00から。
この記事を読んでいる頃には買えると思いますので、いまから購入しましょう。
天使にラブソングを
2019年12月に日本版が終わったと思ったら、2020年7月に来日公演が始まります。最高、ありがとう。
【速報】ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』2020年7月来日決定!※公演詳細は随時東急シアターオーブ公式ウェブサイトでお知らせいたします。 pic.twitter.com/96djksHCiy
— 天使にラブソングを…来日公演 (@SAJPN2020) December 7, 2019
何度だってでてきます、私の大好きな作曲家、アラン・メンケン。
この作品でも音楽を担当します。
映画の曲は使用されませんが、音楽はどれをとっても大変素晴らしいものです。
見どころはもちろん、寄付金がたまっていくにつれて豪華になっていく教会!
そして「The Life I Never Led」と「Sister Act」はアラン・メンケンの真骨頂ともいえるI wishソングになっており、ディズニーミュージカルではないものの、ディズニーに通じるものを感じることができる作品になっています。
静かに見るものとされがちなミュージカルですが、こちらの作品は映画同様に明るく楽しいものになっているので、初めてミュージカルを見る方もアラジンと同じように楽しく見やすいと思います。
来日公演なので全編英語ですが、しっかり字幕はつきますし、言葉がわからなくても楽しい雰囲気はわかるので、あまり心配しなくても大丈夫です!
チケットの発売は未定。定期的にTwitter等をチェックしていきましょう。
アナスタシア
Twitterのトレンドに載るたび、「どのアナスタシアですか?」になるアナスタシアにミュージカルが加わりました(?)。
2017年にミュージカル版が始まって、早い段階から日本にも来るといわれていましたが、いよいよ2020年3月から東急シアターオーブで始まります。
ディズニーが買収した20世紀Fox初のアニメーション映画「アナスタシア」を元に作成されたもので、いうなれば広義のディズニープリンセス作品ということですね。
アニメーション版は帝政ロシア、ロマノフ王朝皇女アナスタシアが革命後も生きていたのではないか、というアナスタシア伝説をもとに製作された作品で、
記憶喪失の主人公アーニャが詐欺師のディミトリにアナスタシアとして仕立て上げられながら、自身の記憶と家族を取り戻そうとする物語です。
ちなみにアーニャのモデルはアンナという名前の方で、アナスタシアの愛称がアーニャというわけではないそうです。(アンナの愛称がアーニャ)
チケットはすでに発売中。
ダブル・トリプルキャストが多い作品になっているので、お好みのキャスト組み合わせを公式サイトで確認してから購入することをおすすめします
東京公演キャストスケジュール | ミュージカル「アナスタシア」 <オフィシャルHP>
とはいえすでに売り切れが出ている日もあるので、こちらからご購入をお急ぎください。
舞台はいいぞ
舞台というものは、同じ作品でも見る日・時間によって、キャストそのものが違ったり、演技が違ったり、まったく同じ体験をすることはありません。
何度見たって同じになることは一度だってない、それこそが舞台の特徴にして最大の魅力だと、私は思っています。
また、特にディズニーのように元が映画になっているミュージカル作品の場合、映画とミュージカルで受ける印象が変わったり、映画には描写がなかった要素を見つけたりと、ミュージカル版を見ることによってオリジナルの魅力や新しいポイントに気付くきっかけになることもあります。
私のように大好きな作曲家が担当しているから、という理由でたくさんの舞台を見に行くもよし、
何かのきっかけで気になった俳優が出るから、という理由で1つの舞台を見るもよし、舞台にもパークと同じようにたくさんの楽しみ方があります。
せっかく豊作な2020年です、ぜひ舞台を体験してみてください!
そしてもし楽しかったら、チャンスを逃さずにどんどんチケットを取っていきましょう!
A席やB席になるととてもお手頃な価格で見ることができますからね。
ちなみにチケットを取る場合はたいてい数か月後のものを先払いで買うことになるので、見るころにはいくら払ったかなど忘れ去っており、ただで舞台を見た気分になれるのでとても気分がよくなります。